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宇都宮徹壱さんのこと

宇都宮徹壱さんの名前はサッカーファンの皆さんならきっとご存知でしょう。
もしかしたら私なんかよりよっぽど皆さんの方が詳しいかも知れません。
2009年度のミズノスポーツライター賞を受賞した方、というよりはYAHOO!スポーツが展開している『スポーツナビ』というウェブサイトでサッカー記事を書いている人、といった方が馴染みは深いでしょうか。

その宇都宮さんですが、私は一度だけお目にかかったことがあります。
あれは今年の5月10日、南アフリカワールドカップの代表選手発表記者会見の場でした。
特に何を話したわけでもなく、普通に名刺交換をしただけのことでした。
それというのも、宇都宮さんの座った席が会場の中央最前列、ちょうど私の一列斜め前の席だったからです。

さて、その宇都宮さんですが、今回のワールドカップではずっと南アフリカに滞在し、大会期間中はtwitterでいろんなことをtweetしていたようです。
私もtwitterをやっていて、いつの間にか宇都宮さんにフォローされていましたので私からもフォローをさせていただいたのですが、私には興味の持てないtweetがほとんどで、しかもそのPOSTが半端のない数だったために、しばらくしてフォローを外させて(リムーブ)いただきました。
これは別に宇都宮さんに限ったことではなく、私はあまりにも頻回のtweetをされる方はリムーブさせていただいているのです。
宇都宮さんが今も私をフォローしているかどうかは確認していないのでわかりませんが、お気を悪くされていなければいいな、と思ったことはあります。
でも私は、twitterというのは世界中の人と自由につながったり、また同じく自由に離れたりできるツールという認識なので、特に自分が申し訳ないことをしたという気持ちにはなっていません。
その辺のところはおそらく私なんかより、宇都宮さんの方がよくおわかりになっていることと思います。

ところで、私がリムーブする以前、宇都宮さんはこのようなtweetをしていました。

念のため宣言しておきますが「JマスコットINTV企画」の言いだしっぺは、この私です。 もし類似企画が出てきたら、このTLに参加された方から声を挙げていただければ幸甚です。金儲けのために宣言しているのではありません。「マスコット愛」のない人たちに、この企画はやってほしくないのです. 
tete_room 2010-06-24 12:16:48

これに対し、私はこのようなリツイート(RT)をしたのです。

これはどうかと思います。パクリを許せない心情が私にはありますが、誰もが宇都宮さんのように声に出して企画を進めるわけではないと思いますので。ネット上に書いたからと言って唾をつけた気でいるのは逆に違うんじゃないかと RT @tete_room もし類似企画が出てきたら…(引用元参照) 
knt_m 3:30 PM Jun 24th

この私のRTに対して宇都宮さんからのリアクションはありませんでしたが、それは別にどうでもいいことです、宇都宮さんの自由ですから。
第一、フォロワーのめちゃくちゃ多い宇都宮さんが私のRTを読んでいるかどうかもわからないことですし。
ですから私はそのようなRTをしたことすら忘れていた……わけではないんですね、これが(笑)。

実は、私は先に引用した宇都宮さんのtweetを読む以前から同じようなことを思っていました。

このところ、ネット上で自分の思いついた企画を書く人たちが目につくようになってきています。
それ自体は私がどうこう言えることではありません。
その人たちの自由、なのでしょう。
だけど私はそういうものを目にするたび、こう思うようになりました。
『アイデアを公開するのは自由だけど、同じ企画を他の人に先にやられても文句は言えないよなァ』と。
なぜなら、宇都宮さんにRTしたように、ネット上に書いた人は、もしかすると先に誰かが思いついたものと同じことを書いているのかも知れないからです。
同じ業界にいる人間同士なら、同じ、もしくは似たような企画を同時期に思いつくことはそれほど珍しいことではありません。
だから企画は外には漏らさず、なるべく早く手を打って進めるのが常識になっているのです。

それを宇都宮さんは

このTLに参加された方から声を挙げていただければ幸甚です。

と、フォロワーに自分のアイデアの正当性を主張するだけではなく、数の力によって自分を社会的(?)に正当化して欲しいと訴えかけたのです。

私は当初「マスコット愛」というのが何を指しているものなのかわかりませんでした。
それで宇都宮さんのホームでtweetを読むと、どうも南アフリカワールドカップのマスコットキャラクターである『ザクミ』のことなのだと理解できました。
宇都宮さんはその『ザクミ』を『ザク美』と称して、どうも偏愛しているようだ、と。
ちょっと俄には信じがたく、はじめは冗談を言っているのかとも思いましたが、どうもそうではないらしい。
私にはそういう趣味がまったくないので、そのマスコット云々については個人の自由でもあるし、それっきり忘れてしまいましたが、それでも宇都宮さんがtweetしたやり方には今でも納得がいきませんし、そう考えてしまう書き手としての宇都宮さん自身にも納得がいきません。
ですが、今のところ誰に害があったわけでもなく(と言ってもそれは実際のところはわかりませんが)私も忙しかったためにそのまま心の奥にしまっただけになっていました。
いちいち本人に直接電話か何かで告げるほど親しい間柄でもありません。

そうこうしているうちにとうとうワールドカップも終わってしまい、ちょっとした虚脱感を感じながらも、目下自分が取り掛かっている仕事にかまけて忙しい毎日を過ごしていました。
そんな中、ちょっと信じられない記事を読んだのです。
それが意味することを考えているうちに、Jリーグチェアマンの新任や、私には衝撃的だったJFA会長交代などがあり、言葉として整理しないまま今日になってしまったのですが、ここにちゃんと文章として残しておきたいと思います。


私が信じられないと言った記事は、スポーツナビに掲載されている宇都宮徹壱さんの

“「ベスト16」との向き合い方 南アでの日本代表の戦いを総括する ”  
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/2010/text/201007190005-spnavi_1.html

と題されたものです。
タイトル通り、今回の日本代表の戦いぶりを総括したものなのでしょうが、私には本当に信じられなかった。
細かいことをあげつらってどうこう言う気は毛頭ありません。
先ほど改めて読んでみたら、いつの間にか長友のサスペンデッドについて書き直していたことも、私にとってはそれほど大きな問題ではないし、そもそも代表チーム自体のことなら自分で考えます。
私がどうしても信じられないのは、そして放っておけないのは下記の一文です。

しかしながら、今回の結果をもって「岡田監督を批判したメディアは謝れ!」という論調に対しては、私は正直「ちょっと違うのではないか」と考えている。確かに、岡田監督に謝った方がよい人が業界内に存在することについては、異論はない。それはすなわち、戦術面とは一切関係のないところで人格攻撃をしたり、対案もないまま「岡田以外だったら誰でもいい」と解任を声高に叫んだり、さらには「3戦全敗した方が日本のため」などという理不尽な主張を展開していた人々である。

これはどういうことでしょうか?

 「岡田監督を批判したメディアは謝れ!」という論調

というのはどこにある、どういう人たちが言っている論調のことなのでしょう?
私は「そんなものはない」と言っているわけではありません。
どこの誰が言っていて、それにどんな意味があるものなのかをちゃんと考えたのか、ということです。
そして、

確かに、岡田監督に謝った方がよい人が業界内に存在することについては、異論はない。

と言うのは誰を指しているものなのでしょうか?
名前は書いてありませんが、もしかして金子達仁さんや杉山茂樹さんのこと?
いえ、もしかしなくともきっとそうなのでしょう。

「岡田以外だったら誰でもいい」と解任を声高に叫んだり、さらには「3戦全敗した方が日本のため」などという理不尽な主張を展開していた人々である。

この一文で私に思い当たる人はその両人の他にはいません。

つまり宇都宮さんは、金子達仁さんや杉山茂樹さんに対して
「岡田監督に謝った方がよい」と言っているわけです。

ここは重要なところなので、これを読まれる方には勘違いして欲しくないのですが、私は金子達仁さんや杉山茂樹さんに対して、自分の言説のことで「謝る必要はない」とも、逆に「謝った方がよい」とも言うつもりはありません。
それは人に言われずとも自分で判断することでしょうから。
そしてその結果も自分が負うのです。
そんなことはフリーランスの物書きとして文章を書いて食っている人間にとっては当然のことだし、皆さん、その覚悟があって仕事をやっているものでしょう。
ですから、私がここで取り上げているのは金子達仁さんや杉山茂樹さんがどうこうといったことではありません。

宇都宮徹壱さんというフリーランスのフォトグラファー/ジャーナリスト(名刺にある肩書きです)が、同じくフリーランスの物書き(金子達仁さんと杉山茂樹さんの肩書きがわかりません)に対して「自分の書いたことについて対象者に謝った方がよい」と言っていることが私には信じられないのです。

宇都宮さん、あなたはいったい誰なのか?
何者として不特定多数に自分の書いた文章を読ませて金を得ているのか?

あなたはサッカーファンであったとしても、決してそれだけではない。
マスコミ媒体を使い(最近は会員制の有料メールマガジンもやっているようですが)取材パスを借りて試合を見ている“許可された人間”です。
そして、自分が見た・聞いた・感じたことを、自分の言葉で文章にし、金をもらって生活している。
家賃や光熱費、食べる物、着る物、交通費をはじめ、大事なパソコンも、髭を剃るカミソリでさえ、みんなそうやって報酬を得て買ったものでしょう。
最近はどこかの大学で講義をしていると聞いたのですが、その報酬だって元は同じこと。

そういう人間が、己の拠って立つべきところを自ら放棄してしまったのが、先に引用した「自分の書いたことについて謝った方がよい」だとは理解が及びませんか?

宇都宮さん、あなたはすでにファンやサポーターではないのです。
そしてそれの代表者でも代弁者でも決してない。
あなたは頭のてっぺんから爪先までマスメディアで言葉を紡ぎ、金を得て生活しているひとりの人間なのです。

その人間が、なぜ他の同業者に向かって「謝った方がよい」などと公の媒体を使って言えるのか、言ってしまうのか。
言論の場にいて日々の生計を立てている者が、同じ立場の人間に向かって出てくる言葉が「謝った方がよい」とは何事か。

ファンやサポーターが言うのならわかります。
また、自分で思ったり、仲間内で酒の肴にするのもわかる。
しかし、あなたがやっていることはそうではない。

なぜ「反論があるなら書け」と言えないか。
なぜ「謝った方がよい」としか言えないか。
「よい」とは誰に対しての「よい」なのか。
その発想の源はいったい何なのか?


情けなくてしょうがない。
サッカーメディア界で禄を食む人間の、その物書きとしての無自覚さが、同じ世界の隅っこで細々と暮らしている私にとって、およそ唯一と言っていい自分の拠り所を思いきり踏みつけられたようで、きっと私は心底悔しいのだ。

宇都宮さんは今や人気の、サッカーの書き手のひとりです。
その影響力は決して小さなものではありません。
それは宇都宮さん自身がよくわかっていることでしょう。
だから数の力を利用しようとしているのでしょうし、そういう人たちの時流に乗ろうともしているのだと思います。
だけど、宇都宮徹壱さんという人間は書き手として個人、フリーランスです。
自分のファンの人たちに所属しているわけではない。
だからその内容がどうであれ、書きたいことを書けるのです、媒体の意向はあるにせよ。

私はこの文章をこうしてブログにアップすることをずいぶん迷いました。
それは宇都宮さんとすでに面識を得ているからという理由からではありませんし、いつか今度会った時に気まずいからという理由でもありません。
もし会ったなら私はちゃんと普通に挨拶するつもりです。
嫉妬心から書いたと思われてしまう、その可能性が私は嫌だったのです。
でもやはりこのことは誰かがちゃんと指摘しておくべきことだと思い直し、こうして意を決して公開することにしました。


私は文章を書く者の端くれとして、少なくとも覚悟を決めてサッカーについて文章を書き、何がしかの報酬を得て生活している者として、上記引用した宇都宮さんのやり方、考え方に断固として明確に異議申し立てをします。


宇都宮さんがもし、私の書いたこの文章に対して何か思うことがありましたら、私は「謝れ」などとは申しません、どうか誰もが目の届くところでお書きになって下さい。
私には読むことのできないメルマガで、自分のファンにだけ何かを言うような姑息なことはどうかおやめいただきたい。
リスクを負うべき時はリスクを負わなければならないのです。
それはサッカーに限らず、メディアの人間であるならなおさらのこと。



私は宇都宮徹壱さんという人間に対して、好き嫌いといった感情からこの文章を書いているのでは一切ありません。
それは私が取材対象者に対するのと同様です。
また、「それはそれ、これはこれ」で、一事が万事とはまったく思っていません。
ですから、ここに書いたこと以外は現時点で私は何も問題にしていません。
蛇足ながら以上、付け加えておきます。


斜体文字の部分はtwitterおよび、スポーツナビからの引用です。




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