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    『サッカーのチカラ 』 〜FOOTBALL WRITER'S AID〜






本日、4月22日(金)13時から発売開始となる、東北地方太平洋沖地震チャリティー電子書籍のタイトルが標題に掲げたものである。

この電子書籍は総勢107名のサッカーに関わっている書き手による掌編集で、その書き手に与えられたものは「サッカーのチカラ」というテーマと文字数だけ。
つまり、内容も形式もすべて書き手に委ねられた、通常ならありえない企画である。
また、書き手の顔ぶれを見ても、これだけさまざまな書き手が同じ(電子)書籍に書くというのも日本スポーツメディア界では史上初めてのことではないだろうか。
(サッカー以外のスポーツ書籍・雑誌をあまり知らないので確信はないが)

私が知っているところまでになるが、この企画が実現するに至る前段の経緯を備忘録の意味も兼ねてここに記しておく。
その後のことは、当企画の編集人をつとめてくれた東邦出版・中林良輔氏のインタビュー等でご覧いただきたい。
(右下の MORE をクリック)

『サッカーのチカラ 』 〜FOOTBALL WRITER'S AID〜
【電子書籍タイトル】
サッカーのチカラ
【著者名】
FOOTBALL WRITER'S AID
【定価】
税込1200円(うち諸経費・手数料分を除いた1000円を寄付)
【販売先】
honto(http://hon-to.jp)
【寄付先】
財団法人日本サッカー協会
(被災地のサッカー協会等を通じて復興支援に充てられます)
【発売】
4月22日(金)13:00~
【購入方法】
パソコン、iPhone&iPad、docomoスマートフォンのいずれかから
(無料の会員登録が必要です)
【内容】
東日本大震災の被災地支援のために
サッカーメディア界の人間が垣根を越えて手を取り合い、
総力を結集して生まれたチャリティー企画。
総勢107人のサッカー界を代表する書き手が集い、
「サッカーのチカラ」という共通テーマを
それぞれの価値観・形式で綴った電子書籍。

【執筆者】

1.青山知雄          
2.赤沼圭子
3.秋元大輔
4.浅田真樹
5.安藤隆人
6.安藤正純
7.飯田留美
8.いしかわごう
9.石倉利英
10.井芹貴志
11.伊藤寿学
12.いとうやまね
13.岩本義弘
14.上野直彦
15.牛木素吉郎
16.内田知宏
17.宇都宮徹壱
18.江藤高志
19.えのきどいちろう
20.江橋よしのり
21.大住良之
22.岡田康宏
23.奥間翔
24.小澤一郎
25.オスカル草葉
26.小田尚史
27.小野寺俊明
28.海江田哲朗
29.籠信明
30.粕谷秀樹
31.片野道郎
32.金子裕希
33.上岡真里江
34.神谷正明
35.川内イオ
36.河治良幸
37.川端暁彦
38.川端康生
39.川本梅花
40.菊地正典
41.菊地芳樹
42.北健一郎
43.熊崎敬
44.倉敷保雄
45.後藤健生
46.五味幹男
47.小室功
48.是永大輔
49.斉藤健仁
50.斎藤慎一郎
51.サカクラゲン
52.佐藤拓也
53.佐藤円
54.佐山一郎
55.澤山大輔
56.島崎英純
57.島田佳代子
58.清水英斗
59.下薗昌記
60.下田哲朗
61.白瀬まゆ美
62.杉江由次
63.祐保博美
64.鈴木潤
65.鈴木智之
66.鈴木康浩
67.壽山知里
68.高村美砂
69.多岐太宿
70.田中滋
71.田中直希
72.土屋雅史
73.戸塚啓
74.豊福晋
75.中倉一志
76.長坂英生
77.永田淳
78.中田徹
79.中野和也
80.西岡明彦
81.西部謙司
82.馬場康平
83.早草紀子
84.原田公樹
85.ひぐらしひなつ
86.平床大輔
87.平山佳代
88.広瀬一郎
89.黄慈権
90.藤村仁美
91.前島芳雄
92.松尾真一郎
93.松原渓
94.ミカミカンタ
95.武藤文雄
96.元川悦子
97.森哲也
98.森雅史
99.守本和宏
100.矢沢彰悟
101.矢内由美子
102.山本浩
103.湯浅健二
104.吉崎エイジーニョ
105.頼野亜唯子
106.六川則夫
107.ロナウジーニョ

◎カバーイラスト&デザインはサッカーイラストレーターの五島聡
※敬称略、五十音順



●2011年3月11日(金)14:46
東北から北関東にかけて大地震発生、後に東北地方太平洋沖地震と名付けられた。

《地震の概要》
◆発生日時 3月11日14時46分
◆マグニチュード 9.0(暫定値)
◆場所および深さ 三陸沖(牡鹿半島の東南東、約130km付近)、深さ約24km(暫定値)
◆発震機構等 西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型(CMT解)
◆震度 【最大震度7】宮城県栗原市(クリハラシ)で震度7、宮城県の涌谷町(ワクヤチョウ)、登米市(トメシ)、大崎市(オオサキシ)、名取市(ナトリシ)など、宮城県、福島県、茨城県、栃木県の4県28市町村で震度6強を観測したほか、東北地方を中心に、北海道から九州地方にかけて震度6弱~1を観測した。

《津波の観測状況》
北海道から沖縄にかけての太平洋沿岸で高い津波を観測した。
また、日本海沿岸、オホーツク海沿岸、東シナ海沿岸の一部でも津波を観測した。

●3月12日(土)
大震災により、この日行われるはずだったJリーグ第2節は中止となった。
テレビやインターネット(特にTwitterでの情報の広がりが顕著)により、東北地方を襲った津波の脅威が次々と明らかにされて、時間を追うごとにその悲惨な状況は日本国民のみならず、世界中の人々の知るところとなった。
3月5日に開幕し、第1節が行われただけの2011年シーズンJリーグは、今後の開催が不透明な状況となった。


●3月13日(日)10:00すぎ
朝からずっとテレビが映しだす被災地の映像を見ながら、自分にできることは何かと考えていて、チャリティー書籍は出せないかと思いつき、何人か浮かんだ編集者の中から東邦出版の中林良輔氏に電話をかける。
「他社の編集者にも協力してもらい、会社や媒体の垣根を越えて、ひとりでも多くのライターに声をかけ、無償で短い原稿を書いてもらい、その売り上げをチャリティーとして義援金に回す書籍はできないか」と話すと、中林は「僕もチャリティーフットサルとかいろいろ考えていたんですけど、それは考えていませんでした。いいですね、明日さっそく会社に話してみます」との返事をもらう。

●3月14日(月)14:27
中林より入電。
「すごく意義のあることだし、僕としてはとってもやりたいんですけど、やっぱり会社の仕事になるので採算面でどうしても難しい」とのこと。
電話を切り、他の版元2社に架電。
1社は「印刷所が震災の影響で、通常の出版物にも遅れが出そうな状況なのでちょっと難しい」。
もう1社は「細かい計算をしてみないとわからないが、採算面で難しいと思う。でも一応、会議にかけてみる」とのことで、企画が一気に暗礁に乗り上げる。
そのことを簡単にTwitterに書くと、すぐに新潟在住のまったく面識のない電子書籍を扱っている会社の代表の方からリプライ(返信)をいただき、電話をかけて話を聞く。
「私も何かできないかと考えていたところなんです。あの企画、電子書籍ではできませんか?」との思いがけない話。
「ウチでかかる諸経費はウチですべて負担します。料金回収に発生する委託会社の代行手数料のみ書籍代に含むということでいかがでしょう」とのこと。
電子書籍の知識が一切ないため、他にもいろいろと話を聞き「編集者が必要なので、今すぐ返事はできないが、改めて連絡をする」と電話を切る。望みはつながった。

●3月15日(火)
中林に架電、改めて電子書籍の話をする。
「電子書籍ですか。それだったら大日本印刷で電子書籍の企画を担当している知り合いがいます。ちょっと話してみましょうか」ということになり、新潟の会社と大日本印刷の使用する端末や条件などをふたりでいろいろ比較検討して電話を切る。
改めて新潟の方に電話をし、細かい話を聞いた上で、大日本印刷のことも含めて状況を話す。
このあたりで、後にカバーイラスト&デザインを手がけてくれることになるサッカーイラストレーターの五島聡氏からTwitterで「何でも協力します」との願ってもいないリプライをいただき「もしやれることになったらきっと連絡がいくことになると思います」と返信。

●3月17日(木)
会議にかけてくれると言っていた版元から「やはり難しい」との返事。
中林から入電。
「大日本印刷からOKが出て、ウチの会社からもOKをもらいました」と。
これで企画が進むことは決定した。
内容について中林といろいろと話す。
執筆陣について、当初私が考えていたのはせいぜい50人くらいのものだったが、中林は初めから100人くらいを想定していた。
せっかく多士済々の書き手に書いてもらうのだから、テーマになるべく広がりを持たせて、書き手の個性が出るようにしてはどうかと、私が思いつきで口にした「サッカーのチカラ」がそのまま編集人の中林から書き手に与えられるテーマとなり、後に自分が原稿を書く段になってちょっと途方に暮れる。
締切りを、SAMURAI BLUE(日本代表)vs Jリーグ TEAM AS ONEのチャリティーマッチ前日となる3月28日(月)24:00に設定。
中林との電話を終えてすぐに新潟の方に電話をした。
ありのままを話すと事情を理解してくれて快く了承してくれた。
彼が電子書籍のリプライをくれなかったらこの企画はなかったかもしれない。
なお、書籍発行が実現しなかった先述の2社もこの企画には協力している。



     ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇ 


これ以降、原稿を書くこと以外に私は関わっていない。
すべて中林と彼の協力者たちが行った。
中林は自分のネットワークを駆使し、驚くほど迅速な動きを見せ、瞬く間に多くの賛同者を得て企画をぐいぐい進めた。
営利を目的とする出版社の社員であり、本来の業務もありながら、口で言うほどそれはたやすい作業ではなかったはずだ。
フットボールジャンキーを自称するサッカーに向けた熱い思いと実行力、微力ではあってもどうにかして被災者の助けにつながることをやりたいというヒューマンな願い、自らの身中に滾ったその思いが、編集者としての、そして人間としての中林を突き動かさずにはおかなかったのだろう。
おそらく彼なら私が企画を持ちかけなくても遅かれ早かれ同様の、あるいはもっと効果的な企画を形にしただろうと思う。
敬服に値する。
また、彼に協力した他社の編集者及び書き手についても同様である。
選ぶ言葉は違っても、おそらく根っこは同じ思いで協力したはずだ。
サッカーメディアの末席から彼らを誇りに思う。

中林はこの企画以外にもいろいろと今回の震災被災者に対する支援活動を行っている。
詳しくは彼のブログをご覧頂きたい。
また、このチャリティー電子書籍『サッカーのチカラ 』 〜FOOTBALL WRITER'S AID〜についての中林インタビューについてはこちらを。


この企画は電子書籍が発行されただけでは成立しない。
サッカーファン、サポーターであることを自覚している人に趣旨をご理解いただき、ご購入いただいて初めて成立する。
たとえわずかずつではあっても、サッカーを大切に思う者のチカラが集まって被災地のサッカー復興の一助とならんことを。




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